世界を取り巻く新型コロナウイルス感染症

東京オリンピックが開催され、日本国内でも再び爆発的な感染者数を計上している新型コロナウイルス感染症。
現在もその治療に対しての確実かつ効果的な治療法は見つかっていません。
しかし、そうした中でも新型コロナウイルス感染症の治療薬として白羽の矢が立ち、世界各国で大きな注目を集めている治療薬があります。
それが「イベルメクチン」です。
日本ではストロメクトールという名称で腸管糞線虫症や疥癬の治療を行うための駆虫薬として2002年の12月から販売されています。登場当初は駆虫薬として承認されていました。
しかし、新型コロナウイルス感染症が広がってから、イベルメクチンのもつ抗ウイルス作用や安全性の高さに注目があつまり、世界各国でイベルメクチンを用いた新型コロナウイルス感染症の臨床試験が行われています。
既に、完了している臨床も多く、そうした臨床の多くがイベルメクチンの投与によって新型コロナウイルス感染症の症状が改善したり、予防的な効果を発揮したと結果を報告しています。
そうした、臨床の結果を受けて、日本国内でもイベルメクチンの効果に注目が集まり、2021年の7月に製薬会社である興和がイベルメクチンを用いたコロナ治験の実施を発表して大きな注目を集めています。